平安雅・今昔物語①平安雅・今昔物語③

2007年05月17日

平安雅・今昔物語②

平安雅・今昔物語②


陽射しがややきつく感じる午後。
京都御苑では、家族やカップルがピクニックを楽しんだり、草野球チームの打球音が聞こえたり、のどかな休日が見られます。


お腹すいたけど、すぐそばが「廬山寺」なのでこのまま向かうことに。


広大な京都御苑のすぐそばにある「廬山寺」は、紫式部の邸宅跡。
だから行ってみたかった場所。
高校時代、一年間古文の授業で「源氏物語」を読んでから、すごく古文に興味が沸いたので、きっかけを与えてくれた「源氏物語」は大好きな古典作品。


話は「廬山寺」に戻ります。
「京都御苑」から徒歩8分程。
静かな住宅地に建ってるお寺。


日本人で唯一人「世界の五大偉人」に選出。
ユネスコ本部に登録された世界最古の偉人・文豪である紫式部の邸宅跡。
この邸宅で育ち、結婚生活を送り、一人娘の賢子を産み、59歳で死去。
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門をくぐるとまず目にするのがこの句碑。
(ちょっとわかりづらくてごめんなさい)

「めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲かくれにし 夜半の月かな」

紫式部が幼友達に贈った歌。
『思いがけず出会って、その形を見たのかどうか分からぬうちに、雲の中に隠れてしまった夜中の月のように、久し振りにお目にかかり、お姿をみたかどうか分からぬうちにもうあなたはお帰りになられましたのね』といった意味。


この句は私にとってとても思い出深いもの。
高校時代の書道の時間にこの句を選んで作品にしました。
本当のところ、この句碑を見るまで忘れていたんだけど…
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句碑を読んでいるとタクシーのおじさんに「紫式部の本名知ってるか?」と聞かれ「知りません」と答えたら「藤原香子(たかこ・かおりこ)って言うねんで。紫式部はペンネームで、紫とついてるから今で言うセレブやな」と詳しく説明してくれました。
どうやらこのおじさん、タクシー観光客の案内人。



拝観料400円を払い、邸宅内へ。
「源氏庭」と呼ばれる庭園。
この庭園を見ながら「源氏物語」を執筆したんでしょうね。
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「廬山寺」
京都市上京区寺町通広小路上る北之辺町397
075-231-0355 




「廬山寺」のすぐ目の前には「梨木神社」があります。
ここは京都三名水のひとつ「染井の水」が湧き出ています。
(京都三名水とは醒ヶ井・県井・染井。染井はただ1つ現存しているものだとか)
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竹筒からチョロチョロと流れ落ちるきれいな水でまずはお手を清める2人。
きれいになった手で、右側にある水道口から流れ出たお水でお口をクチュクチュ。
これで、お手手もお口もきれいになりました!!
心もキレイにならなくちゃ!!


ご近所さんはペットボトル持参で名水を持って帰っていました。
きれいなお水が飲めるのはいいですね。




このあと「大徳寺」へ行くため、バス停(河原町今出川)方面へ向かって歩きます。
その道中で見つけたお店でお昼を!と思っていたら、すぐ見つかった。
雰囲気がオシャレなカフェだったので、迷わずランチ。
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2人ともデイリーランチをオーダー。
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お豆さんの味がしっかりした温かいスープ。
右側の窓から差し込む陽射しが気持ちよくもあったランチタイム。
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メインは豚とお豆さんの煮込み。
やわらかく煮込まれていておいしかった。
家では食べれないお料理を頂きました。
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「THE GREEN」
京都市上京区寺町今出川下ル扇町281-1  パレスハイツ1F 
075-211-7766




お腹もいい具合になって、以前にも訪れたことがある「大徳寺」へ向かうことに。
バスの一日乗車券(500円で京都市内乗り放題)を手に入れなければ!!


razz_0120 at 13:22│Comments(0)TrackBack(0) travel 

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