2007年09月05日
ダナ・レオンの「ヴェネツィア刑事はランチに帰宅する」
通勤中の私の読書本は先日”読まなきゃ”で紹介した「パラレルワールド・ラブストーリー」です。
その前に読んでいたのが海外推理小説で、ダナ・レオンの「ヴェネツィア刑事はランチに帰宅する」だったんです。
これは内容云々ではなく、タイトル=ヴェネツィア刑事に惹かれました。
★本の内容★
ヴェネツィアの中年警視ブルネッティは、訪ねてきた女子大生から「亡くなった人が生前受けた判決を撤回することは可能ですか」と聞かれます。
亡くなった人というのが、女子大生の祖父で戦中にヴェネツィアで権力を濫用し、数々の美術品を手に入れた悪名高き人物だったんです。
ブルネッティは様々な人から当時の様子を聞くうちに、女子大生が刺殺死体で発見されます。
彼女が祖母と慕っていた女性から、彼女のことや、彼女の祖父との関係などを聞き、さらに調査を進めていると、今度はこの祖母が急死したとの連絡を受けます。
ブルネッティは高価な美術品がこの事件と関係しているのか?
女子大生の交友関係に何かがあるのか?
最後の最後に思わぬ形で謎が解けていきます。
タイトルの通り、ヴェネツィア刑事であるブルネッティのランチタイムは家での家庭料理なんです。
イタリアはシエスタと言って、ゆっくりと昼食を楽しむ制度があります。
ちょっと日本では考えられませんが…。
家に帰って奥さんが作るイタリア料理を食べるシーンもたくさん出てきます。
海外小説は知らない世界がたくさん表現されているので、読んでいるだけで楽しくなってきます。
小説を読んでいると、ヴェネツィアの街をいろいろ思い出したんです。
小さな運河が張り巡らされているヴェネツィアは、ゼッタイ!と言っていいほど、迷子状態になります。
この迷子が楽しいんですよね。
ヴェネツィアのメイン広場であるサンマルコ広場に必ず辿り着けるように案内板があっちこっちに出ているので、最後はその案内板に従って歩けば必ずサンマルコ広場に辿り着けます。
だから、迷子になって細い路地を歩くのも楽しいんです。
ヴェネツィアに住む人々の交通は”船”です。
運河の上に家があるので、1F部分は駐車場ならぬ駐船場になってます。
船から下りて階段を数段のぼると玄関…という日本ではなかなか見れない光景ですね。
ちゃんと船の駅があるんですよ。
イタリアへ旅行した時の写真です。
観光客しか乗らないであろう”ゴンドラ”に乗って、優雅に運河クルーズを楽しみました。
ゴンドラからの写真なので、下からの風景になっています。
こちらは”ため息橋”と言われている橋です。
”ため息橋”なんてちょっと素敵な名前ですが、名前の由来を知るとロマンティックとは程遠い悲しい橋なんです。
この橋はドゥカーレ宮殿と牢獄をつないでいます。
牢獄から運河を挟んで反対側の処刑地に引かれていく囚人達が、この世との別れを惜しんでここでため息を漏らしたことから”ため息橋”と呼ばれるようになったんです。
旅行する前まではロマンティックな由来があると勝手に想像してたんですが、ガイドさんから話を聞いたときはショックでした。
ドゥカーレ宮殿の中を観光した時に”ため息橋”の中を歩きました。
ちょっと複雑な気分になったのを覚えています。
だいたいヴェネツィアの橋はこんな感じです↓↓↓
ゴンドラに乗っていると船頭さんの頭が打つのでは???と心配しますが、さすがプロです。
簡単に頭をさげてこの橋の下を潜り抜けます。
もちろん船頭さんの♪サンタ~ル~チ~ヤ~ サンタ~ルチ~ヤ~♪の歌声を聴きながら…。
橋の左右に標識があるのがわかりますか?
運河と言ってもヴェネツィアでは道路と一緒なんです。
だから、ちゃんと交通規制があるんですよ。
推理小説を読みながら、その国や都市を思い浮かべるのも読書の楽しみ方のひとつですね
その前に読んでいたのが海外推理小説で、ダナ・レオンの「ヴェネツィア刑事はランチに帰宅する」だったんです。
これは内容云々ではなく、タイトル=ヴェネツィア刑事に惹かれました。
★本の内容★
ヴェネツィアの中年警視ブルネッティは、訪ねてきた女子大生から「亡くなった人が生前受けた判決を撤回することは可能ですか」と聞かれます。
亡くなった人というのが、女子大生の祖父で戦中にヴェネツィアで権力を濫用し、数々の美術品を手に入れた悪名高き人物だったんです。
ブルネッティは様々な人から当時の様子を聞くうちに、女子大生が刺殺死体で発見されます。
彼女が祖母と慕っていた女性から、彼女のことや、彼女の祖父との関係などを聞き、さらに調査を進めていると、今度はこの祖母が急死したとの連絡を受けます。
ブルネッティは高価な美術品がこの事件と関係しているのか?
女子大生の交友関係に何かがあるのか?
最後の最後に思わぬ形で謎が解けていきます。
タイトルの通り、ヴェネツィア刑事であるブルネッティのランチタイムは家での家庭料理なんです。
イタリアはシエスタと言って、ゆっくりと昼食を楽しむ制度があります。
ちょっと日本では考えられませんが…。
家に帰って奥さんが作るイタリア料理を食べるシーンもたくさん出てきます。
海外小説は知らない世界がたくさん表現されているので、読んでいるだけで楽しくなってきます。
小説を読んでいると、ヴェネツィアの街をいろいろ思い出したんです。
小さな運河が張り巡らされているヴェネツィアは、ゼッタイ!と言っていいほど、迷子状態になります。
この迷子が楽しいんですよね。
ヴェネツィアのメイン広場であるサンマルコ広場に必ず辿り着けるように案内板があっちこっちに出ているので、最後はその案内板に従って歩けば必ずサンマルコ広場に辿り着けます。
だから、迷子になって細い路地を歩くのも楽しいんです。
ヴェネツィアに住む人々の交通は”船”です。
運河の上に家があるので、1F部分は駐車場ならぬ駐船場になってます。
船から下りて階段を数段のぼると玄関…という日本ではなかなか見れない光景ですね。
ちゃんと船の駅があるんですよ。
イタリアへ旅行した時の写真です。
観光客しか乗らないであろう”ゴンドラ”に乗って、優雅に運河クルーズを楽しみました。
ゴンドラからの写真なので、下からの風景になっています。
こちらは”ため息橋”と言われている橋です。
”ため息橋”なんてちょっと素敵な名前ですが、名前の由来を知るとロマンティックとは程遠い悲しい橋なんです。
この橋はドゥカーレ宮殿と牢獄をつないでいます。
牢獄から運河を挟んで反対側の処刑地に引かれていく囚人達が、この世との別れを惜しんでここでため息を漏らしたことから”ため息橋”と呼ばれるようになったんです。
旅行する前まではロマンティックな由来があると勝手に想像してたんですが、ガイドさんから話を聞いたときはショックでした。
ドゥカーレ宮殿の中を観光した時に”ため息橋”の中を歩きました。
ちょっと複雑な気分になったのを覚えています。
だいたいヴェネツィアの橋はこんな感じです↓↓↓
ゴンドラに乗っていると船頭さんの頭が打つのでは???と心配しますが、さすがプロです。
簡単に頭をさげてこの橋の下を潜り抜けます。
もちろん船頭さんの♪サンタ~ル~チ~ヤ~ サンタ~ルチ~ヤ~♪の歌声を聴きながら…。
橋の左右に標識があるのがわかりますか?
運河と言ってもヴェネツィアでは道路と一緒なんです。
だから、ちゃんと交通規制があるんですよ。
推理小説を読みながら、その国や都市を思い浮かべるのも読書の楽しみ方のひとつですね