2007年10月19日

メアリ・H・クラーク「揺りかごが落ちる」

好きな本は何度も読み返しますか?
ラブストーリー、エッセイ、学術系なら何度読み直しても「うん、うん」とうなずけるんですが、私は推理小説を何度も読むんです。
「推理小説は読み捨てじゃないの?」って言われたことあるんですが、私は記憶力が悪いため、かなり前に読んだ小説でも内容を覚えていなかったり、犯人や動機をすっかり忘れていることもしばしば…
なので、学生時代に買った推理小説をもう一度読んでみました。


メアリ・H・クラークの「揺りかごが落ちる」です。
当時、日本の推理小説からちょっと背伸びして海外推理小説にハマっていたんです。
その時に概要だけみて買った本だったんです。


全くどんな内容かも思い出せず……だったらこの際読み直してみよう
手に取るとビックリ!!
本は黄ばんでいて、ちょっと臭い…
図書館にある古い本の匂いって感じでした。


読み始めてな~んとなく「こんな話だったか~」って思い出したんですが、でも、ほとんど覚えてない状態。
だから、余計に楽しめました。
初めて読んだ新鮮な感じがあったんです。


不妊治療にスポットがあったいるんです。
子供が欲しい夫婦、どうしても子供を諦めないといけない女性。
そんな人たちを自分の名誉のために犠牲にして満足感に満ち溢れている犯人。
こんな人が崇拝されている医者だと思うと恐ろしいです。
まぁ、これは小説の世界ですが。


この小説は登場人物全てにスポットがあたっていて、どの登場人物も心理描写がしっかりしているんです。
犯人は誰かすぐにわかるようになっているんですが、何でこんなことするのか???っていうのが最後の最後までわからないんです。
飽きない内容で読みやすかったです。


【あらすじ】
検事補ケイティは、車の運転中にハンドル操作を誤り事故を起こしてしまった。
運ばれた病院で朦朧とした意識の中、窓から駐車場を見下ろすと1台の車のトランクから苦痛に歪む女の顔がのぞいていた。


その時、彼は2階の部屋を見上げていた。
まさかあの窓から誰かが見ているのではないか?
死体を運び、偽装工作をした後、彼は死体の靴の片方がないことに気付いた。
他の靴を死体に履かせると、なくなった靴を半狂乱で探し、病院の駐車場でやっと見つけ出した。
あの病室の患者がどういう人物かを調べなくては。


翌朝、退院したケイティは姉モリーから、隣に住んでいる妊婦のヴァンジーが自殺したことを聞かされる。
悪夢と思っていた昨夜の光景、あの死体の顔はヴァンジーではないか。


一方、ヴァンジーの自宅に駆けつけていた検視官のリチャードは、ヴァンジーの夫クリスの態度に不信感を持っていた。
彼は何かを隠している。
なぜあんな窮屈な靴を履いていたのだろう。


続いて病院の受付係エドナが死体で発見された。
死ぬ前にクリスに電話をかけていたのが判明したのだが―。

                    

この前BSでドラマ放送があったんです。
タイトルを見た時に「もしかして、私が持ってる小説?」って思ったら、そうでした。
でも、録画し忘れて見逃してしまいました。
見たかったな~。

razz_0120 at 10:17│Comments(0)TrackBack(0)book 

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