今週のテレビ放送「宮」19話「HEROES」最終回

2008年03月18日

森博嗣「Φは壊れたね」

前から気になっていた森博嗣のGシリーズがやっと文庫になったので読んでみました。
タイトルからすごい惹かれるんだもん。
今回読んだのは「Φは壊れたね」
このタイトルから何を想像しますか???


これから文庫化されるのが、「θ(シータ)は遊んでくれたよ」「τ(タウ)になるまで待って」「ε(イプシロン)に誓って」「λ(ラムダ)に歯がない」「η(イータ)なのに夢のよう」。
私は読破しようと思ってます。


っで、今回読んだ「Φ(ファイ)は壊れたね」。
読み終わったのは先週末。
その後、すぐに体調が悪くなり、結局今になっての感想になってしまいました。
読んだ直後じゃないので、勢いでは書けないですね。



友人宅へ遊びに行っていた山吹は、上階から女子大生2人に合鍵を貸して欲しいと頼まれます。
住人である友人は買い物に出てしまっており、電話でこの旨を話すと、どうやら友人は代理管理人を任されてるとの事。
合鍵を持って上階宅へ行き、鍵をあける。
鍵を開けてもらった女子大生2人は中の様子に驚くのです。
そこにはYの字に吊るされた死体があったから。
この部屋は密室。
「Φは壊れたね」と書かれたビデオテープ。
この事件に偶然にも関わってしまった山吹は、友人の海月や加部谷、大学の指導員の西之園らと共に謎を解いていくことに。



すごく読みやすいんです。
事件慣れしていない主人公(私がよく読む推理小説は事件慣れしてる人が主人公だから)が一生懸命友人らと考えながら事件の謎を解いていくあたりは、私も一緒に考えてるような気分になってました。
口数の少ない海月くんは、様々な証拠や状況から犯人を理論立てて特定するシーンは安楽椅子探偵のよう。
安楽椅子探偵ってかっこいいわ~。
現場にいなくても、散りばめられたピースをひとつずつはめていって、最後は見事ひとつの絵になって犯人を言い当てる。
たくさんの知識と観察力がないと安楽椅子探偵にはなれませんね。


ただ、ただ、犯人はわかっても、「Φ」の意味がいまいちよくわからない私には、タイトルと中身の関連性が理解できないまま終わってしまいました。
きっと、これから読むであろうGシリーズの全てがそうなんだろうな~って思います。
あまり深く考えないでおこうっ!!



razz_0120 at 16:09│Comments(0)TrackBack(0) book 

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