2008年05月10日

黒田研二「ウェディング・ドレス」

「謎と論理がぐるぐる回るこの一発芸には目眩した」――東野圭吾


帯に書かれていたこの言葉にひかれて読んだ推理小説
「ウェディング・ドレス」(著:黒田研二)は、途中から「あれ?あれ?」と頭の中がごちゃごちゃになってくるんです。


ユウ君にプロポーズをされた祥子は幸せの中にいた。
亡くなった母が用意してくれていたウェディング・ドレスをまとい教会で2人っきりの式をあげる当日、指輪を取りに帰っていたユウ君が事故にあい病院に運ばれてしまう。
ウェディング・ドレスのまま病院へ向かう祥子だが、途中、ユウ君の会社のモノと名乗る2人組みに強姦されてしまう。
一方、ユウ君が教会に着くと、そこには引き裂かれたウェディング・ドレスと祥子の婚約者と名乗る2人の男性がいた。
祥子はどこへ行ったのか?


死んだはずのユウ君が生きている
教会にいたはずの祥子がいない
ワケがわからなくなってきます。
物語は祥子の視点からとユウ君の視点からに分かれて進んでいくんですが、段々、あれ?どっちの言ってることが正しいの?という錯覚に陥り、途中からもしかしたら2人の物語は別々のものなのか?と思ったり…。
最後に祥子とユウ君が再会した時にすべての謎が解けるんです。


「ウェディング・ドレス」というタイトルから恋愛小説なのかな?って思ったけど、推理小説と聞き手にしてみたんです。
ゲームにもなった「逆転裁判」の脚本を担当したのが、この黒田研二さんなんです。
読み終わるまで頭の中がごちゃごちゃとしたけど、それが推理小説の楽しいところ。
散りばめられた謎がひとつになるまで楽しんで読むことができました。


razz_0120 at 17:38│Comments(0)TrackBack(0)book 

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